DIARY~その28~

2006年

  1月16日(月)
          10日は、ゲルギエフ指揮、マリンスキー歌劇場管弦楽団のコンサート
       を、風邪で行けなくなった友人の代わりに、聴いてきました。オール・ロシア・
       プログラムでした。チャイコフスキー・コンクール優勝の上原彩子さん(ピアノ)、
       諏訪内晶子さん(ヴァイオリン)をソリストに迎え、メインは、ラフマニノフの
       交響曲第2番でした。ゲルギエフとオケの第一印象は、飾り気のなさという
       ことでした。ストレートな、線の太い演奏です。プロコフィエフのヴァイオリン
       協奏曲第1番では、ソリストとオケの絶妙な対話も、感じさせました。
       ラフマニノフの熱く美しい響きは、素晴らしかったです。途中で、見たことの
       ないロシアの大河のイメージが心に浮かびました。

  1月14日(土)
          4日は、短歌入門講座の初日でした。感激とともに、無事スタート
       しました。でも、初心者であることに甘えていられるのは、ごく短い時間
       でしょう。いい歌を作れるようになりたい。そのためには、心が成長する
       ことが不可欠です。身の引き締まる思いです。厳しい道ではあるけれど、
       花も咲いていることを信じます。

  1月2日(月)
          新しい年を迎えました。皆様にとって、よき1年でありますように、
       お祈りいたします。私も、365日を大切に積み重ねて、目標に近づき
       たいと思います。大目標が、短歌の学び、中目標が、早寝早起き、
       小目標が、庭仕事です。もう、12時になります。お休みなさいZzz・・・。
       

2005年

  12月25日(日)
          最近、視点が大きく変わる経験をしました。冬至を過ぎ、早い時間
       から夜空にオリオンが昇るようになりました。オリオン座ベテルギウス、
       おおいぬ座シリウス、こいぬ座プロキオンの3つの明るい星を結んだ
       ほぼ正三角形を、「冬の大三角形」と言うそうです。今年初めて知り
       ました。言われてみれば、見間違えることもない、雄大な三角です。
       今までの私は、オリオンの三ツ星にシリウスをつなげて、見ていました。
       (シリウスは、スピカと並んで、好きな星です。)
       人生のことも、きっと、見方を変えれば、感謝で一杯になるのでしょう。

  12月22日(木)
          19日、20日の爆風スランプのコンサート(「45歳のフェス」)は、
       大成功だったようです。サンプラザ中野さんのホームページの掲示板
       で、怒涛のような、ファンの感動の書き込みを読んで、行けなかった
       私もハラハラドキドキさせてもらいました。また、新しいアルバムが
       出ますように!爆風は、私の元気の素です。中野さん、河合さん、
       和佐田さん、末吉さん、ありがとう!

  12月20日(火)
          この1ヶ月、ホームページの更新も、短歌も、休止状態でした。
       風邪っ気が抜けず、まいりました。ヨガのお当番や、食事会の会計
       (もう1年、早いものです)は、なんとかがんばれて、よかったのです
       が・・・。
          短歌は、じっくり考えてやっと作ったものに、似たような俳句がある
       ことを、インターネットで見つけました。類句・類想といって、分かった時
       には取り下げるのがルールだそうです。もっと個性的な発想を、求め
       られているようです。がっかりして、早くも、行き詰まりを感じています。
       「写生」の大切さを言われているので、もっと自分の目でものを見よう、
       心を開こうと思います。

  12月19日(月)
          爆風スランプのコンサート、開演時間を過ぎました。体調をくずして
       いて、残念ながら、行くことが出来ませんでした。メンバーの4人に、
       ごめんなさい、です。

  11月17日(木)
          おととい15日は、紀宮さまと黒田慶樹さんの結婚式が、和やかに
       挙げられました。皇籍を離れられ、一都民としての生活をお始めに
       なった、黒田清子さまの前途が、幸いでありますように祈ります。

  11月15日(火)
          『トロメライ』は、リンクもアクセスカウンタもない、内輪のページ
       としてスタートしましたが、本文中でリンクさせていただいたサイト
       の数が増えてきたこともあり、新たに”LINK”のページを作りました。

  11月14日(月)
          花の名前で検索すると、よく出てくるホームページがあります。
       『季節の花 300』 http://www.hana300.com/ です。
       ご存知とは思いますが、とても充実していて、参考になります。

  11月12日(土)
          待ちに待っていた短歌の添削が、返って来ました。
       初心者としては、まずまず、温かく迎えていただけたようです。
       短歌の世界の価値観を、身につけようと努力している段階です。
          今日は、家の門の近くで、藪柑子(やぶこうじ)のつぶらな
       赤い実を見つけました。ずっと前から植えられていたのに、
       知りませんでした。十両とも言うそうです。

  11月11日(金)
          昨夜から、急に寒くなってきました。洗いものをする手が、
       冷たいです。今日は、ストーブをつけました。体が慣れないと、
       風邪を引きそうです。

  11月8日(火)
          俳句歳時記には、「立冬(十一月七日ごろ)から、立春(二月
       四日ごろ)の前日までが冬。」*とありますが、今の季節の実感は、
       晩秋です。いちょう並木は、まだ青々としています。土地によっても、
       さまざまなのでしょう。
       
       *『合本 俳句歳時記 第三版 角川書店編』より

晩秋

DIARY~その27~

2005年

  11月7日(月)
          秋も少しずつ深まり、庭の小菊が咲き始めました。
        今日は、立冬です。
          4日には、ピアノの調律師さんが来てくださいました。
       ちょっと、間が空いてしまったので、知らない内に全体的
       に音が下がっていたようで、それで耳が慣れていました。
       見違えるようにきれいな響きになって、喜んでいます。
       帰られる時に、ちょうどカラスが鳴いて、「カラスの鳴き声
       は、一羽一羽違いますね。」とおっしゃったので、音に対して
       アバウトな私は、反省させられました。

  11月4日(金)
          もし、爆風スランプの曲を聞いてみようかな、という方が
       おられたら、アルバム”SINGLES(シングルス)”をお勧め
       したいと思います。私は、今日も、夕食の後のお皿洗いを
       しながら、ヘッドホンで聴いていて、幸福感でいっぱいに
       なりました。好きな歌がありすぎて、1曲選べと言われたら
       困ってしまいます。
          ヘッドホンは、軽くて着けているのが全然気にならない、
       ソニーの製品で、とてもいい音です。耳パッドが、ちゃんと、
       外界の音をシャットアウトしてくれます。

  11月2日(水)
          今日、短歌の入門講座に申し込みました。新しい歌を三つ
       しか作っていないのに、見切り発車です。ゆっくりした歩みに
       なるでしょうが、心から打ち込むことができそうに思います。
       一方、エクセル(表計算ソフト)の勉強は、断念しました。持ち
       合わせのエネルギー量が少ないので、分散したら、何も成し
       遂げられないと分かったからです。この朝のすがすがしさは、
       ずっと忘れないでしょう。

  10月28日(金)
          短歌の入門講座を受けようか、迷っています。「作って
       みなさい」と言われたときに、作れないのでは?と思うの
       です。「詩」の世界に憧れるだけで、翼は持っていないかも
       しれません。なんだか、新しい悩みが増えてしまいました。
       講座を受ける前に、最近の歌を十くらい、用意しておきたい
       です。もう少し、がんばってみよう!すべてのことに、時が
       あるのですから。

  10月21日(金)
          爆風スランプのコンサートですが、チケットぴあで特別
       先行予約が出来ると聞き、火曜日の夜、電話でチケットを
       手に入れました。抽選ではなかったです。今日、発券して
       きました。いい席です。情報って、大切だなと思います。
       アンテナを磨いておかなければ・・・。考えてみたら、
       ”Runner”の時は、私もまだ30代でした。17年前になります。
       青春の歌を歌う彼らに共感したのは、私自身、青春時代に
       やり残したことがあるということだったかもしれません。今は、
       歳だけとって、大人の振りをしています。

  10月18日(火)
          きのう、爆風スランプの再結成コンサート(12/19、20)の
       インターネット先行予約申し込みをしました。抽選です。本当は、
       2日通しで(違う内容なので)行きたいのですが、体力を考えて、
       19日のみにしました。”Runner”以来の、おばさんファンです。
       CDは、全部持っています。青春時代から、好きな歌手は、
       Janis Joplinとか、ユーミン、中島みゆきとかいましたが、
       それは、人から勧められて好きになったのでした。爆風は、
       自分で見つけてファンになったという点が違います。

  10月5日(水)
          おととい、あれこれ考えて、金木犀の短歌を作ることが
       できました。出来の悪い標本のような歌ですが、4年半もの
       間、作れなかった呪縛(じゅばく)が解けたような嬉しさを
       感じています。「詩的凝縮」のある歌を目指して、作っては
       捨てていきたいです。(捨てないで、日記にしまっておくかも
       しれません。)

  10月2日(日)
          今年も、また、金木犀(きんもくせい)が咲きました。短歌が
       作れたらいいのですが、漠然とした体験しかしていないらしく、
       まとまりません。先人の俳句から、二句。
          「行きすぎて金木犀は風の花」  木村敏男
          「金木犀ふりむく季節来てをりぬ」  森川光郎
          (『合本 俳句歳時記 第三版 角川書店編』より)

          10月に入って、5年ぶりの国勢調査があり、道路公団の
       民営化が実施されました。

  9月19日(月)
          昨夜は、月が昇って、9時過ぎの東の空に、大きな赤い星が見え
       ました。インターネットのプラネタリウムで調べたら、やはり火星でした。
       おうし座に位置していました。名月と火星の対比が、とても神秘的
       でした。”Stella Theater Web”~天文ソフト”Stella Theater
       Pro”(シェアウェア)の機能の一部をインターネット上で体験できる
       ものだそうです。

  9月18日(日)
          今日は、十五夜、中秋の名月です。芒(すすき)も、穂を出し始め、
       虫の音をバックに、ぽっかりと冴えた満月の光が照っています。
       風は涼しく、もうすっかり秋です。庭を歩くと、はっきりと影が出来て、
       月の明るさに驚かされます。猫を抱いた影法師を作って遊びました。

十五夜

DIARY~その26~

2005年

  9月16日(金)
          下取りに出したパソコンの買取金額を知らせるメールが、
       もう届きました。意外なほどのいい金額で、喜んで買取依頼を
       しました。ワイヤレス・キーボードの不調は、それほど減額に
       ならなかったようです。箱は、あったほうがいいようで、今度の
       パソコンのものはとっておくつもりです。なにはともあれ、新しい
       買い手が見つかって、大切にしてもらえるように祈っています。

  9月14日(水)
          11日の衆議院選挙は、自民党の圧倒的勝利で終わりました。
       私は、投票所を出たところで、初めて出口調査を受けました。これからの
       日本、間違いなく進んで行ってほしいです。

          新しいパソコン(Windows XP Home Edition,SP2)にも、
       順調に慣れてきました。なかなか使いやすいです。ディスプレイも、
       15型から17型になり、とても広く感じます。テレビは見られなくていい
       ので、富士通のショッピングサイトで構成を選んでの、カスタムメイド
       モデルです。
          今日は、下取りに出すパソコンを、ヤマト運輸の方が引き取りに
       来てくれました。データ完全消去(念のため、3回書き込みしました)、
       Windowsまでのリカバリ、付属品の確認、マウスの掃除と、この1週間、
       いろいろ忙しかったです。昨夜は、爆風スランプの”THE BLUE BUS
       BLUES”(アルバム、『ハイランダー』より)を聴いて、しんみりしました。

  9月6日(火)
          新しいパソコンを、買いました。明日10時に、セット
       アップサービスの方に来ていただくことになっています。
       これが、今までのパソコンからの、最後のホームページ
       更新です。2001年6月から、本当によく働いてくれた
       愛機でした。最近は、パワー不足が否めず、よくエラーを
       起こしていました。多分、下取りに出せると思いますので、
       少し気が楽です。ありがとう。元気でね。

  9月1日(木)
          心に響く短歌を、見つけました。尾崎左永子先生の
       作です。

       「わがひらく扉の向う暁(あかとき)の
        光ありとつねに信じつつ来し」

       『星座ー歌とことば』白露号 通巻第29号 2005年
       9月1日発行 (かまくら春秋社) より。
       いろいろな扉があるのでしょう。私も、今、未来への 
       扉を開こうとしているような気がします。

  8月29日(月)
          もし、高校生の年頃に戻ることができて、今から仕事が
       選べるとしたら・・・本を作る仕事がしたいと、憧れます。
       インターネット全盛の現代ですが、書籍の意義は、相変わ
       らず大きいと思います。いい本を手にした時の喜びは、胸が
       ふるえるようです。企画、編集、装丁、校正、製本、販売など
       の、出版の一分野に、関わってみたいです。そのためには、
       どんな勉強をしたらいいのか・・・この歳になると、もう遅い
       ですが、せめて、自分のホームページを1冊の本のように
       考えて、育てていきたいです。(著者も兼ねていますので、
       読んでいただける内容を書くのは、大変むずかしいです。)


  8月28日(日)
          これから、やってみたい趣味は、短歌か俳句です。
       どちらにするか、迷ってしまうのですが・・・。
          5年程前には、いくつか短歌(の真似事)を作ってみました。
       1つは、添削もしていただきました。「こんな風にお考へ下さい」
       と、書いて下さったお手本の、情報量の豊かさ、観察の確かさ、
       流麗な言葉のひびきと情感に、圧倒されてしまいました。指導を
       受けるならこの先生に、と決めましたが、一方で、自分は短歌
       には向いていないのでは、という気持ちも強く、新しい歌が作れ
       ずに今に至っています。感動することが、少なくなっているのかも
       しれません。
          父からは、俳句を勧められました。小さい頃からの私をよく知って
       いる人からの勧めなので、なおざりにはできません。
       短歌か俳句か、迷いは迷いとして、とにかく作ってみることが
       大切だと思っています。


  8月27日(土)
          おととい位から、つくつくぼうし(法師蝉)が大きく鳴き始め
       ました。季節は、確実に移り変わっていきます。夜の虫の音も、
       美しいです。リリリリと鳴いているのは、綴刺蟋蟀(つづれさせ
       こおろぎ)というそうです。(「合本 俳句歳時記 第三版 角川
       書店編」 より)。昔の人の生活と結びついた名前です。


  8月16日(火)
          和歌の歳時記のサイトを見つけました。「やまとうたblog」、
       おすすめです。ページの左上にサイト内検索があるので、「立秋」
       と検索してみて下さい。2005年8月7日の記事が表示され、
       蝉(せみ)についての、いろいろが書かれています。(源実朝の
       歌などが、紹介されています。)
          家から、今、聞こえる蝉の声は、蜩(ひぐらし)~かなかな、と
       鳴く~と、みんみん蝉です。行く夏を惜しむようです。

       (追記・・・2006年3月29日に、ブログ更新は終了されました。
       現在、『和歌歳時記』に引き継がれています。)

蝉の声

DIARY~その25~

2005年

  8月14日(日)
          もう1日、日野原先生の著書からの引用を、お許しください。
       死についての、とても美しい詩だと思いました。

          「自分の『死』を意識することは、けっして楽しいことでは
       ありません。大きな不安に直面することだからです。
          だからといって、『死』についてのことを頭の中から取り除いて
       しまえと私は言うつもりはありません。そうではなく、六十歳を
       過ぎたら、『死』から目をそむけずに、『死』を意識した人生計画
       を立てる必要があるのです。
          ハンセン病患者の治療に尽くした医師として、また哲学者と
       しての神谷美恵子さんが、尊敬してやまなかった詩人のカリール・
       ジブラーンは、次のような詩を遺(のこ)しています。

          『今度は死について伺いたい、とアルミトラが言った。
           彼は言った。
           死の秘密を知りたいのですか。
           しかし、生の只中にこれを求めないで
           どうやって見つかるでしょうか。
           やみに慣れた梟(ふくろう)は盲(めし)いていて、
           光の神秘を明らかにすることができない。

           もしほんとうに死の心を見たいと思うなら、
           生命そのものに向かって広く心を開きなさい。
           なぜなら川と海とが一つのものであるように、
           生と死は一つのものなのだから』
           (カリール・ジブラーン『預言者』より、神谷美恵子訳)」

       日野原重明「人生百年 私の工夫」(幻冬舎)、144~145ページ。

          私(マーマレード)も、20代の頃は、自分が死ぬものだという
       ことが、現実味を帯びていませんでした。あれから、年月が流れ、
       身近な人を見送り、人間の、「生あるものは死んでいく」という運命
       を、深く感じるようになりました。なるべく、心残りなく、最期の日を
       迎えられるようにと願っています。

  8月13日(土)
          8月11日の日記に、「上り坂をのぼっていると考えることがだいじ」
       という、日野原重明先生の言葉を書きました。しかし、ただひたすら、
       がんばるように、ということではなく、「自分なりの健康チェック法」の
       大切さを、次のように書いておられます。

          「何よりも肝心なのは、自分で自分の健康状態をみる、日々の
       チェックなのです。(中略)
          作家であり評論家の塩田丸男さんは、朝刊を読むことで健康
       チェックをしているそうです。塩田さんは仕事柄、毎朝すべての新聞
       に目を通すのですが、体調が悪いときには記事の内容が頭にはいり
       にくく、何度も読み返さなくてはなりません。
          それに対して、体調がいいときはスッと読めるというのです。そして
       スッと読めなかった日には、医師に診断を受けたり、仕事をセーブ
       して休養をとるようにしているとのことです。」
      日野原重明「人生百年 私の工夫」(幻冬舎)より。(215ページ)

          これを読んで、正直ほっとしました。疲れたら、休めばいいのです
       ね。少しがんばると、必ずと言っていいほどダウンしてしまう私に
       とっては、ありがたいお言葉でした。

  8月11日(木)
          日野原重明先生の、「人生百年 私の工夫」(幻冬舎)という
       本を、図書館で借りて読み、とても励まされました。聖路加国際
       病院の理事長で、1911年生まれの、93歳のお医者さんです。
       日野原先生の本を読むと、私のノートに書き写したい言葉が、たくさん
       出てきます。50代に入り、老後のこと、死のことを考えるようになった
       私に、よき指針を与えてくださっています。たとえば、長くなりますが
       引用します。

          「人間の体力や頭脳は、使わないと、どんどん退化します。とくに
       老人の場合には、”使わない症候群”とでもいうべき一種の病気にも
       なりかねません。
          とはいっても、六十歳を超えてからだと、新しいことに挑戦しても、
       最初はなかなかうまくいかないかもしれません。『若いときはこんな
       ではなかったのに』『この歳(とし)ではもう無理なのか』とがっかり
       することもあるでしょう。
          しかし、要は気の持ちようです。歳をとったと思って、やりたいことも
       最初からあきらめてしまう前に、まだ自分は上り坂をのぼっていると
       考えることがだいじなのです。疲れたり、うまくいかないのは、体や
       頭脳が衰えたからではなく、上り坂をのぼっているからだ、ぐらいに
       考えたほうがいいでしょう。
          気持ちが老け込んでさえいなければ、ちょっとしたきっかけさえ
       あれば、新しい道も開けてくるものです。二十代、三十代のころに
       くらべれば、最初はうまくいかないかもしれませんが、根気よく続けて
       いるうちに、自分でも意外な”才能”が見つかるかもしれません。
       ちょうど、”使わない症候群”と逆のことも起きてくるわけです。」
                                    (17~18ページ)

          「私も上り坂をのぼっているんだ」と、自分に言い聞かせると、
       ちょっとしたがんばりが出てきます。数日前から始めたのは、
       表計算ソフト、エクセルの勉強です。6年前、パソコン教室で、
       初級はなんとか終えたのですが、中級は、テキストとフロッピーを
       手に入れただけで、挫折してしまいました。今度こそ、なんとか
       挽回(ばんかい)したいです。基礎から、一歩一歩進んでいます。
       (パソコン教室は、NEC PCカレッジ、パートナー校に通いました。)

  7月28日(木)
          夏の庭に、百日草が咲いています。ローズピンク、黄、白、
       朱色と、色とりどりで、それぞれの色がけんかしません。
       しゃきっとした茎に、存在感のある厚めの菊状の花びら、
       中心に五弁のしべが星のようです。葉は2枚ずつ向き合って
       互い違いになっています。
       私は、この花の美しさを、星野富弘さんの絵で教えられました。
       それまでは、あまり好きな花とは言えなかったので、驚いて
       見直してしまいました。花の絵につけられている詩も、とても
       意味深く、心を打たれました。

       「美しく咲く
        花の根元にも
        みみずがいる
        泥を喰って
        泥を吐き出し
        一生土を耕している
        みみずがいる
        きっといる」

       星野富弘詩画集絵はがき 第9集 「むらさきつゆくさ」  より。
       一度、文具店ででも、見本をご覧になって下されば、嬉しいです。
       (インターネットで調べたら、「花の詩画集 鈴の鳴る道」(偕成社)
       にも、載っているらしいですが、手元に本がありません。)

  7月25日(月)
          ホームページを更新することが、今の私の課題になって
       います。個人の「日記」が主なコンテンツなので、プライバシーを
       公開することの是非を考えなくてはならなかったり、書くことが
       なかなか見つからなかったりします。毎日が面白くないわけでは
       ないのですが・・・(旅行をしたいなあ・・・)。
       「ホームページ 続ける 更新」などのキーワードで、Googleで
       検索したり、ブログに関する本を読んだりしています。ホームページ
       作成は、私にとっては、時間を忘れて楽しめる趣味で、奥深い
       ところがいいです。読んでくださる人にとって、少しでも面白く、
       役に立てるような内容を、目指したいです。遠い目標です。

  7月5日(火)
          土曜日頃から、膝が痛くなり、きのう、整形外科へ行ってきました。
       「加齢によるもので心配はないけれど、速足の散歩(6月1日の
       日記に書きました・・・)は、やめて、普通の速さの散歩にするよう
       に。」と言われてしまいました。もう、無理は出来ない年齢なの
       ですね。体重も減らしたいのですが、むずかしそうです。

   6月16日(木)
          今日は、初めて、DVDをパソコンで見ました。必要に迫られると、
       がんばれるものです。先日、図書館で借りたビデオ、「NHK健康
       ストレッチング」がとてもよかったので、買おうと思い、紀伊國屋
       書店のホームページを見たところ、ビデオ版は品切れで、DVD版しか
       ありませんでした。重い腰を上げて、パソコンのヘルプで、DVDを
       見るソフトがインストールされていることを確認し、送ってもらいました。
       画質は、映画を見るには、少し不満が残るかもしれません。
       ストレッチングのDVDのメニューは、「基本的なストレッチング」、
       「朝のストレッチング」、「心地よい眠りのためのストレッチング」、
       「ストレッチングと筋力アップ」の4種類あります。DVDだと、ビデオと
       違って、目的のメニューがすぐ選べるのが便利だと思いました。

  6月7日(火)
          紫陽花が咲きました。やわらかい花びらに、心が和みます。
       梅雨入りも間近です。雨が降ったら、散歩はちょっと出来なく
       なります。部屋の中で、ストレッチングやダンベル体操をする予定です。
       友人の勧めで、図書館で、ストレッチングのビデオを借りてきました。

紫陽花とカタツムリ

DIARY~その24~

2005年

  6月1日(水)
          今日も、1週間ぶりに、夕方の散歩に行きました。
       腕を振って、サッサッと、話すのがやっと位のスピードで
       歩くといいそうです。20分も歩いたら、かなりの運動量でした。
       先日のコースより、少し足を伸ばしました。出来たら、1日おき
       位には続けるといいそうです。楽しみながら、がんばろう♪!

  5月25日(水)
          今日は久しぶりに、30分程、夕方の散歩に行きました。
       ようやく、花粉のシーズンが終わったので・・・今年の花粉症は、
       大量飛散で、長くつらかったです。風薫る5月、息を吸い込むと、
       花の香りがしました。あじさいのつぼみも、ふくらんでいました。
          ホームページを更新できなかった間、いろいろなことがありました。
       JR西日本の尼崎脱線事故、中国の大規模な反日デモなど、心が
       痛みます。これからまた、少しずつ書いていけたらと思っています。

  3月10日(木)
          母が庭で、ふきのとうを摘んで来て、夕食にゆがいて
       いただきました。ホロッと苦く、春がぐんと身近になりました。

          今日は、東京大空襲60年の日です。海老名香葉子さん原作の
       アニメーション映画が、完成したそうです。見てみたいと思います。
       母から、戦争中の話を聞きました。

  2月24日(木)
          平成9年というと、1997年です。まだ、Windows 95の
       時代です。コンピューター関係の変化の速さを感じます。町の
       電器店で、今のパソコンを見てきたら、Pentium 4で、3.2G
       でした。とても、使いこなせそうにありません(^^;
       世の中、変わるものと、変わらないものがあって、よく見極めて
       いかないと・・・

  2月22日(火)
          いつの間にか、陽射しが明るくなり、冬のオーバーでは、
       季節外れのように感じられました。
          今日は、平成9年に新しく出た、角川書店の俳句歳時記を
       買ってきました。「雛祭り」の項目に、瀬戸内寂聴さんの句が
       ありましたので、引用します。
       「雛飾る手の数珠しばしはづしおき」

  2月21日(月)
          パソコンの買い替えも考えている、今日この頃です。
       本当は、次期OSのロングホーンが出てから(2006年予定)と
       思っていたのですが、それまで持ちそうもありません。Windows
       Meから一足飛びというのは、無理なのでしょうか。まだ、3年8ヶ月
       しか使っていないので、早いようにも思います。キーボード入力が
       不調で、今日は、プリンターまで、黄色のインクが出ない状態で、
       忍耐力を試されます。

  2月7日(月)
          ヨガを始めて、3ヶ月たちました。おとといは、鋤(すき)のポーズ
       が出来るようになりました。じゅうたんの上に、バスタオルを敷き
       ます。あおむけに寝て、手は下に伸ばして、足を揃えて床に直角に
       なるように上げます。腰を手で支えて曲げ、つま先を頭の方向に
       床につけます。
          私はまだ、床につける段階には行っていませんが、それでも、
       小学生が「鉄棒のさか上がりが出来た」時のように嬉しいです。
       翌日は、筋肉痛がして、これもヨガの効き目だと思い、これからも
       あせらず続けていきたいです。いい先生と仲間に恵まれたようです。

  2月1日(火)
          きっかけがあって、今までの人間関係を振り返ってみました。
       年賀状だけのお付き合いになっている方々も多く、せめて、
       簡単な近況報告をと思っても、「いい1年でありますように」と
       いう添え書きがやっと、というありさまです。でも、一緒に過ごした
       時間は貴重で、私にとっては宝物になっています。
       若かったなと思う失敗も、たくさんあります。その時点に戻って、
       やり直しができたら、いいですけれどね。
          もう、50年プラスアルファ、生きてきました。女性の平均寿命が、
       85歳の今では、まだ、折り返し点を曲がって、しばらく走った所です。
       これから先の見通しは、むずかしいですが、健康に、人や自然との
       あたたかい気持ちの交流を持って、と願っています。

  1月31日(月)
          きのう、イラク暫定国民議会選挙が行われました。
       テロの妨害の下、推定60%の高い投票率でした。本当に
       命がけです。イラク国民の、憲法制定、本格政府樹立を
       目指す、確実な第一歩でした。

  1月24日(月)
          「ハウルの動く城」の原作を、図書館で借りて読みました。
       予約は、市内の図書館の5冊を、20人待ちでした。(貸し出し
       期間は、2週間です。)原作は、終わり方が映画と大幅に違い
       ました。私には、この方が、納得できるかなと思いました。
       映画を、2度楽しめるし、おすすめです。
       ダイアナ・ウィン・ジョーンズ作、西村醇子訳、「魔法使いハウルと
       火の悪魔  空中の城1」(徳間書店)

  1月13日(木)
          今日は、20日に出す、グループの会計報告のメモ16枚を、
       書き上げました。1週間の余裕です。父が教えてくれたのは、
       「少しずつノルマをこなしていくこと」でした。1日何件と決めて、
       意志を働かせてやっていけば、大きな仕事も片付きます。
       でも、私の性格は、集中して一度にやるほうです。両方を、うまく
       組み合わせていきたいと思います。

  1月10日(月)
          7日(金)に、パソコンの再セットアップ(リカバリ)をしました。
       Windows Updateは、22項目もあり、ネットも、ダイヤルアップから
       ADSLに切り替えるときに、少し試行錯誤しましたが、思ったより楽に
       終えることができました。ただ、ホームページビルダーで、ファイルの
       復元に失敗し、あきらめて、「トロメライ」を一時閉鎖してしまいました。
       次の日、疲れていない頭で取り組んだら、何とか復元することができ、
       プロバイダには、お手数をかけましたが、今日、再開しました。
       すぐ、あきらめたのは、軽率でした。私にとっては、行きつけの喫茶店と
       同じように、ホームページが憩いの場所になっているようです。また、
       つたないページを見てくださっている方々に、心より御礼申し上げます。

  1月6日(木)
          インドネシア・スマトラ島沖地震は、悲惨な被害が広がって
       います。犠牲者が、15万人を超えました。遺体の確認も、難しい
       そうです。復興に、世界の国々が立ち上がっています。一日も早く、
       悲しみから立ち直れますように。

  1月1日(土)
          あけましておめでとうございます。
       本年も、よろしくお願いいたします。新しい年が、
       よい1年でありますように。

初春

DIARY~その23~

2004年

  12月30日(木)
          紀宮さまのご婚約内定発表が、中越地震、高松宮妃のご逝去による
       2度の延期を経て、今日行われました。記者会見に臨んだお二人の、
       お互いに尊敬し信頼しあっていらっしゃるご様子が、とてもすがすが
       しかったです。紀宮さまが、今年の歌会始に詠まれた歌を、引用します。
       「またひとり見上げて笑まふつゆの間の ひとときの幸大き虹いづ」
       お幸せを祈ります。

  12月29日(水)
          雪が降りました。今は、冷たい雨に変わっているようですが、
       きれいな雪景色です。明日の朝は、道路が凍結するかもしれません。
       雪かきをしなければ。
          おととい、「まっとうに」生きると書いて、思い出すのは、鳥羽一郎
       さんの演歌「兄弟船」の、「たったひとりのおふくろさんに、楽な暮らしを
       させたくて」という歌詞です。ストレートに迫ってきます。こんな気持ちで
       成長してきた兄弟、素敵です。私は、反対に、母に心配をかけて
       ばかりいます。来年は、もっと親孝行が出来るようにしたいです。
       それから、遠い目標ですが、「喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣く」
       ようになりたいと思っています。

  12月27日(月)
          きのうは、インドネシアのスマトラ島沖でマグニチュード9の
       巨大地震が起こり、インド洋沿岸の各地にも、地震と津波で、
       1万2千人の死者が出たそうです。津波は、時速700キロの
       速さで、襲ったということです。津波警報のシステムが整備されて
       いなかったことも、被害を大きくしました。日本人観光客も、楽しい
       休暇が暗転してしまいました。恐ろしいです。いつ、何が起こるか、
       わかりません。いざという時に、後悔しなくてすむように、しっかり
       まっとうに生きていきたいと思います。

  12月26日(日)
          今年も、いよいよ、余すところ5日となりました。大掃除に、買出しに、
       忙しくなります。おせちも、少しは手伝いたいです。
          きのう、書いたことを見直してみると、私は、思い煩うことが多いなと
       思います。コンピューターウイルスでも、ハードディスクでもなかったわけ
       で、2~3日、すぐに対策をとらずに過ごしていました。
       相田みつをさんが、「いま、ここ」、「具体的に動いてみる」と書いて
       おられますが、そのとおりです。

  12月25日(土)
          このところ、パソコンが不調でした。キーボード入力(ワイヤレス)が
       出来なかったり、スタンバイを繰り返したり、挙句の果ては、「入力信号
       なし」の表示が出たり・・・コンピューターウイルスか、ハードディスクの
       不調か、いずれにしても、再セットアップしなければならないかと、憂鬱
       でした。それでも、取り扱い説明書を見て、ケーブルを抜き差ししたり、
       足元のハロゲンストーブを遠くに置いたりしたら、なんとか回復したよう
       です。ハロゲンストーブって、電波を発しているのでしょうか?原因は、
       よくわかりませんが、とにかくほっとしました。パソコンは、便利なのです
       が、時々、手に余るような気がします。

  12月24日(金)
          今日は、クリスマス・イブ。明日の朝、起きると、サンタさんが・・・
       というのは、昔の話になってしまいましたが、特別の夜であることは、
       変わりありません。今夜は、クリスマスの讃美歌を、母と歌って祝い
       ました。


12月18日(土)
          おとといは、参加しているグループの食事会がありました。
       フランス料理の、しゃれたレストランで、15名ほどが集まりました。
       私は、会計役をおおせつかっていて、一仕事でした。以前、経理の
       仕事をしていましたが、勤めを離れて数年たつので、なんでもないことが
       難儀に感じられて、まるでリハビリをしているようでした。それでもきのうは、
       郵便局に行き、ノートの整理もつき、1月に出す会計報告(大げさ?)の
       ひな形も作って、やれやれしました。
          なにかをこつこつやっていくことは、苦手な方です。でも、私にとって、
       (自分で選んだのではないですが)、経理の仕事の経験が、与えられた
       賜物で、大切に生かしていきたいと思うようになりました。

  12月13日(月)
          おとといは、TVドラマで、「にんげんだもの、相田みつを物語」を
       見ました。人生を、わかりやすい言葉で、独特の書であらわした人
       です。以前、銀座に美術館があって、見に行ったことがあります。
       (今は、丸の内の東京国際フォーラムに移転したそうです。)
       自伝も読んでいましたが、ドラマは、それ以上に見所がありました。
       奥さんとの出会い、プロデューサーとも言える、大学の友人との出会い、
       半生の指導者となった、禅宗の和尚さんとの出会い、元同僚との
       エピソード、戦争で死んだ二人の兄との絆、奥さんと母親との確執、
       みつをさんが身近になりました。
          とんねるず、の木梨憲武さんが主演されました。よき理解者で、極貧の中、
       彼を支えた奥さん役は、薬師丸ひろ子さんでした。黙々と仕事をしていた、
       刺繍職人の父親役が、小倉一郎さんでした。
       いいドラマを見ると、その中の人物たちの問題が、自分のことになって
       響いてきます。


  12月9日(木)
          おとといの夜、曽我ひとみさん一家は、佐渡で記者会見し、
       新しい生活を始められました。困難なこともあるでしょうが、
       家族そろって、土地に馴染んでいかれたら、と思います。
          一方、北朝鮮が、横田めぐみさんと松木薫さんの遺骨として
       提出してきたものは、DNA鑑定で、別人のものと判りました。
       このことに対して、経済制裁を、との声も多く聞かれます。
       私には、まだ、どちらとも言えません。考えながら、情勢を見て
       行きたいです。

  12月5日(日)
          きのう、何の気なしに、Googleで「トロメライ」を検索してみたら、
       私のホームページが、2番目に出てきました。「アクセスカウンタも
       リンクもない、内輪のページ」を考えているので、本当は、Google
       には相手にされないはずだったのです。なんだか、晴れがましくて、
       市民権を得たような嬉しさです。
          ただ、「トロメライ」は、あくまでもネコの言葉であって、正式な曲名は、
       「トロイメライ」です。宮沢賢治さんが罪作りなことをして、「トロメライ」と
       誤解している人も、多いようです。私は、微妙な言葉をホームページの
       題名にしてしまいました。でも、かわいくて、好きです。
     

  12月2日(木)
          明日は、友人のコーラスの発表会が、東京であるのですが、
       私は、風邪をひいて、行けなくなってしまいました。友達甲斐の
       ないことで、申し訳ないです。やっぱり、体が資本ですね。
       心と体の健康管理を、しっかりしていかなければ・・・
       CDを作る、とのことなので、あとで聴かせてもらうのを、楽しみに
       しています。

  11月30日(火)
          10月27日の日記に書いた、ナイト・ミルクを、やめることに
       しました。太ってきたのです。体脂肪率もアップしてしまいました。
       普通に、食事と間食をして、寝る前にプラス小さじ2杯の蜂蜜が、
       カロリーオーバーになってしまったようです。テレビの健康情報に
       振り回されるのもいけないなと、反省しました。全体のバランスを、
       よく考えたいです。おやつの飲み物として、3時に取る分には、
       問題なさそうです。

  11月29日(月)
          このイラストは、アンサンブルと名づけました。見ていると、
       私もまたアマチュア・オーケストラでバイオリンを弾きたくなります。
       あまり練習できないし、みんなの足をひっぱりそうなので、自粛して
       います。それにしても、クマは、恐い動物なのに、どうして熊さんと
       親しまれるのでしょうか。今年は、ずいぶん、ツキノワグマの事件が
       多かったです。
          あさってから、師走。いよいよ、押し詰まってきました。皆様、風邪に
       気をつけて、お過ごしください。疲れると、抵抗力が低下するらしく、
       私もちょっと風邪気味です。インフルエンザの予防注射は、11月初めに
       済ませました。暖かくして、栄養と休養を、しっかり取りたいと思います。

アンサンブル

DIARY~その22~

2004年

  11月28日(日)
          きのうは、ジェンキンスさんが、司令官によって刑期を6日短縮
       され、釈放されました。1週間で除隊手続きを済ませ、その後、曽我
       ひとみさんの故郷の佐渡で、一家で生活し、働きたいと言って
       おられます。地元では、英会話の講師などを考え、歓迎の準備を
       しているそうです。また、お母様のいらっしゃるアメリカに、1度だけ
       里帰りしたいとのことです。どうか、願いがかないますように。

  11月27日(土)
          今日は、友人のピアノの発表会でした。2人の先生が合同で、
       サロンコンサートのスタイルで、開いておられます。去年に続いて、
       参加させていただきました。出演者は、大人(18歳?以上)で、
       ピアノの生徒さん以外にも、テノールのおじさまや、ギター弾き語り
       の若大将がいらしたりします。お料理は、先生の人脈で、薬膳料理の
       専門家が腕を振るってくださっています。企画し、実行されるのは、
       すごいエネルギーを感じます。そして、人々の気持ちと力が集まって、
       大きなイベントが出来るんだなと、嬉しくなりました。音楽も、ショパンから、
       ディズニーまで、幅広く、楽しみました。友人は、ピアノの弾き語りで、
       「この道」、「赤とんぼ」、「ペチカ」を歌いました。

  11月24日(水)
          今日は、宮崎駿監督の「ハウルの動く城」を見てきました。
       話題の作品です。面白かったです。特に、魔法で90歳の
       おばあちゃんにされてしまった少女ソフィーの、たくましさ、
       知恵、やさしさに感動しました。私の心の中のキャラクターの
       一人になりました。とても励まされます。「戦争は、いやだ」という
       メッセージも、込められていました。
          謎めいた魔法使いの青年ハウルや、火の悪魔カルシファー、
       荒地の魔女、王室付き魔法使いのサリマン、その他の登場人物も、
       生き生きと描かれていました。ユニークな「城」も、生き物のよう
       でした。善と悪とが、はっきりと分けられないと感じさせるのも、
       宮崎監督の今までの作品(もののけ姫、千と千尋の神隠し)に
       共通していると思います。もう一度、見てみたいです。

  11月19日(金)
          第3回日朝実務者協議が終わり、安否不明者10人の、8人死亡
       2人未入国には、変わりがなかったです。15日に、北朝鮮からの
       説明と物証が、持ち帰られました。拉致と、その後の生活の痛ましさ
       を思います。失われた命は、取り返しがつかないです。横田めぐみさんの
       母、早紀江さんのように、「本当は、どこかで生きているのでは」と、
       希望を持ちたいです。
          そんな中で、紀宮さまのご婚約内定は、明るいニュース(14日)でした。
       お相手は、兄の秋篠宮さまのご学友で、「クロちゃん」と親しまれている、
       黒田慶樹さん、都庁勤務の39歳。正式発表は、新潟県中越地震の
       被災地に配慮されて、来月下旬に延期されるそうです。詳しいことは
       わかりませんが、幼馴染のお二人と言えるのではないでしょうか。
       新家庭のお幸せを祈ります。

  11月12日(金)
          書くのが遅くなりましたが、今月から、新しい紙幣が出回って
       います。私は、5日に、銀行の両替機で、新札を手に入れました。
       肖像は、5千円札が、樋口一葉、(今までは、新渡戸稲造)、
       千円札が野口英世(今までは、夏目漱石)です。1万円札は、
       福沢諭吉で、今までと同じだそうですが、まだ、見ていません。
       それぞれ、ホログラムなど、偽造防止のための工夫が凝らされて
       いるそうです。慣れるまでは、なんだか外国のお金のようです。
       細部までゆっくり見てみたら、いいデザインだなと思いました。

  11月8日(月)
          11月に入ると、ぐっと年末気分になり、来年の準備を
       一つ一つ楽しんでいます。今日は、電車に乗って、来年の
       カレンダーを買いに行きました。そのお店にしかない(他を
       知らない)ちぎり絵のカレンダーと、星野富弘さんのカレンダー、
       そして、クリスマスカードを数枚、買い揃えるのが、例年のことに
       なっています。ちぎり絵のものは、売り切れていないか、ちょっと
       心配でした。
          今日は、この秋初めて、毛糸のセーターを着ました。これから寒く
       なります。新潟は、まだ、強い余震が続いています。雪が降るのに、
       大変です。

  11月6日(土)
          今月から、ヨガを始めました。今日が、第1日です。
       体が硬くて、とほほなのですが、あせらず気長に、整えて
       行こうと思います。月3回、土曜日の午前中です。

  11月4日(木)
          きのう、キャンプ座間で、ジェンキンス元軍曹に対する軍法
       会議が開かれました。司法取引が成立し、禁固30日(短縮の
       可能性あり)、階級は2等兵に降格され、不名誉除隊という判決
       です。長い道のりでしたが、曽我ひとみさん一家が、日本で
       暮らせることになりました。よかったです。お幸せを祈ります。
          アメリカの大統領選挙は、ブッシュ大統領が再選されました。
       日米の友好関係が続くことを、歓迎します。

          きのうは、市民合唱祭でした。44ものグループが、参加して、
       日頃の練習の成果を披露しました。友人の団も、母たちの団も、
       出演しました。長時間でしたので、全部は聴けなかったのですが、
       女声、混声、男声、子供たち、それぞれで、楽しかったです。
       アカペラに挑戦する団が、増えているように感じました。意欲的です。

  10月31日(日)
          イラクで、ザルカウィ容疑者の率いるアルカーイダ系の
       武装組織に人質になっていた香田さんが、殺害され、遺体が
       確認されました。ご冥福を祈ります。あれだけ、警告が出されて
       いたのに、何故とも思います。とても残念です。
          新潟県中越地震の本震は、震度7だったことが、川口町の
       地震計の記録でわかりました。阪神大震災以来だそうです。
       本当に、恐いです。私も、地震の知識を持ち、備えをしなければ・・・

  10月27日(水)
          先日、テレビの健康バラエティー番組で紹介されていた、
       ナイト・ミルクというのに、はまっています。寝る前に、牛乳に蜂蜜を
       入れて飲むというもので、脳内のセロトニンを増やす働きがあるそう
       です。なにより、乳と蜜の組み合わせが、ほっこり優しく、美味しいです。
       太るのではないかと、ちょっと心配ですが・・・

          新潟県中越地震では、今日も、震度6弱の大きな余震があったそう
       です。避難している方々も、寒さと、お疲れと不安で、大変です。どうか、
       1日も早く、復旧できますように。
          イラクでは、また、邦人人質の事件が起きました。無事を祈ります。
       テロリストには、屈服できません。

  10月26日(火)
          きのうの夜、東京に、ピアノのリサイタルを聴きに行きました。
       1台のピアノから、本当に多彩な音楽がつむぎ出されて、命の洗濯を
       させていただきました。ダイナミックな響き、複雑な和声、歌うメロディー、
       ピアノは、オーケストラのように表現力が大きいです。モーツァルト、
       ショパン、ラヴェル、ドビュッシーのプログラムでした。ピアニストの
       しなやかな手の動きも、美しかったです。

ピアノ、白鍵と黒鍵

DIARY~その21~

2004年

  10月24日(日)
          台風が過ぎたと思ったら、今度は地震です。きのうの夕方、
       新潟で、震度6強の揺れが3つ続き、それからも大きな余震が
       ありました。深刻な被害が、広がっています。
          こんなに災害が続くと、なにか、自然からの警告のような
       ものを感じます。例えば、台風の強大化は、地球温暖化が
       影響しているのではと言われています。巨大なプレートの衝突
       による地震も、もともと危なっかしい地盤の上に、人間の文明が
       建てられているということだと思います。

  10月21日(木)
          きのうの夜、台風23号が、列島縦断ということで、やって
       来ました。関東地方で、1シーズンに2つ台風が来たのは、
       私の記憶では初めてです。小学校に避難所が開設され、
       自主避難も視野に入れて、非常持ち出しのリュックを詰め
       ました。懐中電灯、カッパ、電池式のラジオ、着替え、ペット
       ボトルに飲み水、お菓子、カンパンなどを用意しました。
       使わずにすんで、助かりました。
         今年の台風は、各地で大きな爪跡を残しました。亡くなられた
       方々のご冥福を祈ります。一夜明けた今日も、車の窓から、
       「ここも、あそこも、がけ崩れが」と、怖かったです。

  10月10日(日)
          きのう、台風22号が伊豆半島に上陸し、関東を直撃しました。
       家の近くでも、土砂崩れや浸水があったようです。通過するまで、
       風の吠える音を聞きながら、不安な時間を過ごしました。大自然の
       猛威に対する、人間の弱さを感じます。備えをしていても、それを
       上回る力が働くのですから。今回、被害に遭われた方々に、心から
       お見舞いを申し上げます。私も、防災意識が薄く、非常持ち出し袋も、
       何年か前に詰めたままなのを、反省しています。

  10月5日(火)
          夕暮れ時の、バス停からの帰り道、きんもくせいの香りが
       飛び込んできました。次のお宅からも、その次のお宅からも。
       皆さん、この花の時以外は地味な木を愛して、庭に植えられて
       いるようです。とてもふくよかな気持ちになります。

  10月4日(月)
          イチロー選手のシーズン最多安打新記録は、262本でした。
       打率が、.372ですから、2~3打席に1本、打っています。
       (こんな言い方は、野球に詳しい人には、笑われるかもしれま
       せんが・・・。)プレッシャーで、胃が痛くなったこともあるとか。
       折り目正しい、努力の人という、好印象を持ちました。

  10月2日(土)
          イチロー選手が、本拠地シアトルで、259本の
       新記録達成です。シスラーを抜いて、84年ぶりです。
       いつもはクールに見える彼が、一杯の笑顔でした。
       おめでとう!あと2試合で、どこまで行けるか、楽しみです。

  9月27日(月)
          パソコンは、スタートボタンの右側にあった、一度も使わない
       アイコンを削除してみたら、起動直後のシステムリソースが、
       10%UPの56%になりました。これで、まずまずです。
       それでも、今、ホームページビルダーを使っていると、29%で
       黄色表示です。よくエラーを起こして終了していたわけです。

          大リーグでは、マリナーズのイチロー選手が、シーズン最多
       安打数の記録更新を期待されています。今、251本で、「257」
       まで、あと「6」、残り7試合です。かっこいい、がんばれ!

  9月25日(土)
          パソコン雑誌を見て、「リソースメーター」を表示させることに
       しました。起動した直後でも、重いアプリケーション(Outlook
       Expressや、ホームページビルダー)を開くと、黄色の表示に
       なってしまいます。インターネット・エクスプローラでも、黄色です。
       それから、ウイルス対策ソフト(Norton Internet Security)も、
       重いです。このパソコンを3年3ヶ月使っていますが、少々、
       パワー不足でしょうか。Windows Meです。5年間は、大事に
       使うつもりですのに。いろいろ、システムリソース残量を増やす
       対策をしてみようと思います。

  9月24日(金)
          暑さ寒さも彼岸まで。きのうが秋分の日でした。6時には、
       すっかり暗くなります。今日は、この季節初めて、夕食の
       お皿洗いの時に、エプロンをかけました。まめまめしい気持ちに
       なります。(きのうまでは、暑苦しくて、とてもではないけれど、
       かける気になれませんでした。)

  9月20日(月)
          今日は、敬老の日です。出版社「宣伝会議」が、60~90歳の
       男女300人を対象に、「孫の代まで残したい言葉」をアンケート
       したそうです。トップが「いただきます」、2位は「暑さ寒さも彼岸まで」、
       3位は「覆水(ふくすい)盆に返らず」だったそうです。
          また、「残したい昔からの教え」としては、トップが「親しき中(仲?)
       にも礼儀あり」、2位「遠くの親戚より近くの他人」、3位「苦労は
       買ってでもしろ」、4位「芸は身を助く」という結果でした。
       (Yahoo!ニュース、共同通信より、9/19)
       高齢者の方々からの、より若い世代へのメッセージとして、
       なるほどなと思わされました。

  9月19日(日)
          17日の深夜(日本時間)から、アテネ・パラリンピックが
       開かれています。障害を持ちながら、スポーツを楽しみ、チャレンジ
       する人たちは、すごいです。
          探究心って、大切だと思います。知り合いに、アイロンかけも、
       お菓子作りも、プロ級のおば様がいます。出発点は、それほど
       変わらないのに、到達点は、人それぞれ。私も、もう少しがんばろう!
       (出発点を形成するのが、案外難しいのかもしれませんが・・・)。

  9月11日(土)
          散歩の道に、赤紫の萩の花が咲き、柿の実が色づいていました。
          今日で、あの同時多発テロから、3年たちます。あれからも、各地で
       悲惨なテロが後を絶ちません。

  9月10日(金)
          散歩は、どうやら続けています。体調の悪かった日と、雨の日は
       除いてですが・・・今日は、歯科の半年検診だったので、時間がとれず、
       バス停2つ前で降りて、歩きました。買い物の荷物が重かったですが、
       ダンベルを持って歩くと思えばいいのですね。犬の散歩の人が、大勢
       います。いつも会うワンちゃんたちの顔も、少しずつ覚えてきました。
       また、 ひとりで、とか、二人連れで、ウォーキングしている人も、意外に
       多くて、励まされます。

  9月1日(水)
          このイラストは、パソコンのメーカー(富士通)のユーザー向け
       ホームページからです。
       実りの秋、これから来る冬に備えて、木の実を蓄えなければ
       なりません。今年も、早いもので、もう9月。1年の締めくくりに対して、
       どれほど準備が出来ていることでしょう?

実りの秋

DIARY~その20~

2004年

  8月31日(火)
          男子マラソンで、35キロ過ぎにトップを走っていて
       観客に妨害されて銅メダルに終わった、ブラジルのデリマに、
       特別賞「ピエール・クーベルタン・メダル」が贈られたそうです。
       悔しかったでしょう。「一度止まってしまったら、それ以前の
       走りをすることはできない」そうです。こんな妨害がなくての、
       勝負が見たかったのに、残念です。それから、ドーピングも、
       なくなりませんでした。

  8月30日(月)
          昨夜は、マラソンの放送が終わった時点で、2時半に
       眠ってしまいました。イタリアのバルディニが、優勝。
       マラトンを出発し、古代ギリシャの伝令が走った道だと思うと、
       感慨深いです。日本の油谷が5位、諏訪が6位でした。
       閉会式は、総集編で見ました。

  8月29日(日)
          今日は、よこすか芸術劇場で、おかあさんコーラス
       全国大会の2日目があり、聴きに行ってきました。
       友人の団が出演しました。アカペラ、無伴奏の合唱です。
       よく声がハモって響いて、よかったです。他の団も趣向を
       凝らしていて、お祭りらしい盛り上がりがありました。
          オリンピック最終日、男子マラソンと閉会式、久しぶりに
       徹夜してしまおうかしら。これで、夏も終わりです。

  8月28日(土)
          アテネ・オリンピック、女子バスケットボール決勝を、
       生中継で見ました。74対63と、アメリカがオーストラリアを
       接戦で制しました。オリンピック3連覇だそうです。
       オフェンス、ディフェンス共に、両チーム、動きが見事でした。
       体格も、195センチ級の選手が何人もいて、なんて大きいんで
       しょうと驚きました。
          バスケットボールは、高校の体育の授業でもよくやったし、
       1年生のときは、女子バスケ部のマネージャーをしていました。
       (選手の子が、ひざを痛めたのをきっかけに、マネージャーを
       譲り、弦楽部に入りました。)試合では、スコアリングをしていた
       わけですが、今思うと、よくやっていたなと信じられない思いです。
       あまりいいマネージャーではなかっただろうと、恥ずかしいのですが、
       いい経験をさせていただきました。

  8月25日(水)
          デジカメの写真を、お店プリントに出しました。
       メディアをCDに、バックアップをとってもらい、指定のコマの
       プリントを頼みました。300万画素のカメラで、1Mで撮った
       ものですが、銀塩写真に負けない、美しい仕上がりでした。
          私のは、いわゆる入門機なのですが、素晴らしい性能だと
       思います。ただ、写真の腕は、ヒヨコですので、これから上達
       するかどうか、心もとないです。

  8月24日(火)
          赤ちゃんへのプレゼントは、メリーでした。枕元などに置いて、
       音楽と一緒に、動物のおもちゃなどが回るものです。
       姪の希望で、胎内音と2曲(ブラームスの子守唄、きらきら星)が
       入っているメリーにしました。胎内音というのは、胎児がお母さんの
       おなかの中で聞いている音だそうです。ザーザーと、波の音に
       似ています。大人の私が聞いても、なんだかなごみました。

  8月21日(土)
          先日から、母と、夕方の30分程度の散歩を始めました。
       4日目の今日は、長い坂道にチャレンジしました。歩くのは、
       無心になれて、気持ちがいいです。体脂肪率も確実に
       減って、かくれ肥満返上です。この習慣を続けていきたいです。  
 
      (下の写真は、ホームページビルダーのものです。まだ、HPに
      のせられるデジカメ写真は、撮れていません。)

緑陰のベンチ

DIARY~その19~

2004年

  8月17日(火)
          きのうは、産院に、母と妹と一緒に、姪と赤ちゃんに
       面会に行きました。デジカメも持って行って、女四代の
       写真も撮れました。赤ちゃんは、よく眠っていて、姪も
       回復が早いようです。いろいろ話して、とても素敵な時間でした。
       新しい世界に踏み出した姪が、まぶしく感じられました。

  8月14日(土)
          きのうの深夜(日本時間)から、アテネ・オリンピック開幕です。
       開会式は、再放送で見ました。美しかったです。
       各種目の熱い戦いが、始まっています。日本、がんばれ!
       外国勢も、がんばれ!

  8月7日(土)
          今日は、町内会の夏祭りの1日目です。家族で行ってきました。
       盆踊りの輪の中には、入りませんでしたが、いつか、振りを覚えて、
       踊りたいと思います。炭坑節、八木節、東京音頭、相馬盆歌など。
       子供や若い人がたたく太鼓が、雰囲気を盛り上げてくれます。
       夜店で、行列して、綿菓子を買いました。
       それから、夏祭りには、ゆかたが似合います。気合が入っている
       という感じです。

  8月3日(火)
          デジカメ、バイオリンと、ハイペースで進んできましたので、
       ここら辺で、ちょっと一服したいと思います。

ちょっと一服